中小企業のIT化を「ワンストップ」支援

どうなる!新聞広告 活用すべきか?

新聞協会の調べによると2000年での発行部数は約53.7万部、2020年では35.9万部と約20年で約18万部減少している。※下記グラフは新聞協会データ 

進行読者数推移

データでみると2017年以降の下がり幅は大きくなっている。近似曲線(指数対数)でみると今後さらに下がることが予測される。

確かに周りを見ても新聞の定期購読者は、若い層では少なく、高齢層で多い。また高齢層の方に「なぜ新聞を取っているのか」を聞くと、死亡広告欄を見るとのことだ。また新聞広告をみれば、やはり高齢者に向けた広告(健康・旅行、葬祭等)が多く、高齢者向けの広告媒体となっている。

ニュース、株式情報などは、WEBの方が早く、深く情報が入手できる。しかし自ら探しに行かないとわからないため、検索のスキルも必要となる。新聞の優勢性は、地域情報、死亡広告(WEBには出ていない)など地域性に特化した記事が強みだ。そう考えた場合、地域の中小企業が新聞広告を活用することが有効だと思われるが、広告費用は高いため、そう簡単に新聞広告はだせないのだ。いまだに新聞広告の敷居が高い。

発行部数が減少=「読者が減っている」わけだから、広告のリーチ(読者に情報を届けた数)が少なくなるので、広告費も下がって当然ではあるが現実には広告費は据え置き状態だ。

このような状況では、新聞広告は今後も媒体価値を下げていくことと思われる。

しかし、比較的貯蓄がありコロナ禍の現在、お金の使うところが少ない高齢者にアプロ―チするにはよい媒体であるため、今は活用価値があるのでは!?※新聞折り込みなどの活用も有効かと思われる。