中小企業のIT化を「ワンストップ」支援

通信プロトコルって

インターネット用語には、一般には馴染みのない言葉ばかり。しかし意味や役割などわからなくとも特段問題はないのでなおざりに。今回は少しだけ「通信プロコトル」に触れてみます。

まず「プロトコル」とは、意味は「外交儀礼」。他の国の方とのコミュニケーションを円滑にしトラブル等をなくすための”約束事”です。私たちの日常も同じで、地元では方言を話しても、仕事では共通の言葉で話して、コミュニケーションがスムーズにいくようにしています。コンピューター上も同じで情報の発信側と受信側の情報伝達をトラブルなく行うために通信上の約束事を、「プロトコル」と言います。

TCP/ IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
インターネットで使われるプロトコル体系で下記の複数のプロトコルから構成されています。

アプリケーション系 HTTP,FTP,TELNET,SMTP,POPなど
トランスフォーム系 TCP,UDP
インターネット層  IP
ネットワークインターフェイス PPP,イーサネットなど

HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)
WebサーバーとWebブラウザ(Edge,Safari,GoogleChrome,FireFox,Operaなどのブラウザ)の受信に使われます。いわゆる通常使うホームページ等のやり取りです。

FTP(File Transfer Protocol)
ファイルを転送するときに使われるプロトコルで、WebのデータをWebサーバーにアップロードもしくはWebサーバーからPC側にダウンロードするときに使われます。

Telnet
遠隔地のコンピューターの操作に使われるプロトコルです。

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
メールの送受信で使われるプロトコルです。

POP ポップ(Post Office Protocol)
これはわかりやすいですね。メール受信に使われるプロトコルです。POP3とも呼ばれています。個人のメールサーバー領域からPCに送られます。

メール関係のプロトコルを少し説明します。

SMTPは郵便局のようなもので、POPはポストから手紙を取り出すイメージです。
メールの設定でPOPの他にIMAP(アイマップ)があります。
これの違いは、POPはメールを使っているパソコンにダウンロードしてから読んだり削除したりします。IMAPはメールをダウンロードせずにメールサーバー上にあるメールを読んだり、削除したりするプロトコルです。会社や自宅、異なるPCでアクセスしても未読・既読の情報が保存されています。そのためメールサーバーの容量がオーバーしメール受信ができない場合場合があるので注意が必要です。

NTP(Network Time Protocol)
ネットワークで接続されている機器間の時刻情報を同期させるプロトコルです。言いうならば時刻合わせですね。