多くの会社は、社内に担当をおいてDXを推進しようとする。社内でDXを進行した場合のメリット。デメリットとは何であるか、実際に現場での経験をもとに解説します。
【社内スタッフで行う場合】
メリット：
- 企業の内部資源を最大限活用できるため、コスト削減が可能。
- 組織の文化やビジョンを把握しやすく、意思決定がしやすい。
- ノウハウや情報が社内で共有され、将来的なDXプロジェクトの成功に役立てられる可能性が高い。
デメリット：
- 社内スタッフに必要なスキルセットが不足している場合、プロジェクトの失敗や遅延につながることがある。
- 組織の業務負荷が増加し、他のプロジェクトや業務に影響を与える可能性がある。
- 新しいアイデアや刺激を得ることが難しい場合がある。
- 日常業務としてルーチン化されているため、問題点に気づきにくい場合がる「
- 内部の馴れ合いがある進まない場合や正確に問題点を抽出できない場合がある
【外部に委託する場合】
メリット：
- 外部の専門家の知識やスキルを活用でき、高品質でスピーディーなプロジェクト進行が可能。
- 組織内部の人材負荷が軽減され、本来の業務に集中できる。
- 外部の専門家が持つ知見や最新技術を取り入れることができ、新しいアイデアや刺激を得ることができる。
デメリット：
- コストが高くなる場合がある。
- 組織の文化やビジョンに合わない提案をされる可能性がある。
- 機密性の問題が生じる可能性がある。
- 特定のシステムやサービスを前提としたDXに誘導される場合がある。
- 自社内にITの知識が不足していると、提案内容を理解できず間違った意思決定をしてしまう場合がある。
以上が社内スタッフでDXを行う場合と、外部に委託する場合のメリット、デメリットになります。どちらが最適かは、企業の状況やDXプロジェクトの規模などによって異なるため、慎重に検討する必要があります。