中小企業のIT化を「ワンストップ」支援

DXを誤解していませんか?

雑誌やTVなどで頻繁に聞かれる「DX(Digital Transformation)」。

DXとは単なるデジタル化、IT化をすることだと誤解されている方が多いのですが、それは「デジタライゼーション(Digitalization)」というものです。既存の製品やサービス、ビジネスプロセスを、AIやクラウドなどのデジタルテクノロジーを活用し効率を上げて、既存の価値を高めることを指します。これはDXではありません。

DXは2004年にスウェーデンのウメオ大学エリック・ストルターマン元教授によって提唱された概念です。その主張は「デジタル技術(IT)の浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」というものです。

さらに経済産業省の「DX推進ガイドライン」では、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応しデータとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に、製品やサービスビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し競争上の優位性を確立すること」このようにDXを定義しています。

このことから、デジタルトランスフォーメーション≠IT化という単純にIT化することではないことがご理解いただけると思います。

DXとは単に技術の話ではなく、企業の在り方や、そこで働く人たちを変化させることなのです。

2020年12月28日に経産省が発表した「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会の中間報告書」のレポートにも以下のような記載があります。

「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が、2020年10月時点での回答企業約500社におけるDX推進への取組状況を分析した結果、実に全体の9割以上の企業がDXにまったく取り組めていない(DX未着手企業)レベルか、散発的な実施に留まっている(DX途上企業)状況であることが明らかになった。自己診断に至っていない企業が背後に数多く存在することを考えると、我が国企業全体におけるDXへの取組は全く不十分なレベルにあると認識せざるを得ない。このことは、先般のDXレポートによるメッセージは正しく伝わっておらず、「DX=レガシーシステム刷新」、あるいは、現時点で競争優位性が確保できていればこれ以上のDXは不要である、等の本質ではない解釈が是となっていたとも言える。」

やはり皆さんDXの意味を誤解していたようですね。

本当のDXをスタートするなら、ぜひ当社にご相談ください。ご連絡をお待ちしております。