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ちょっと、違うテーマ「タコグラフ」

タコグラフとは

タコグラフとは「運転記録計(tachograph)」のことで、車の速度、時間、距離といった

いわゆる「法定三原則」を記録するものです。

タコグラフは1950年にドイツで誕生しました。名前の由来は「回転速度計(Tachometer)」

と「記録(Graphink)」とされています。法定三原則を記録することで、運転者の労働状況を

記録し、問題がないかを確認できる仕組みです。

タコグラフの装着義務の対象

①トラックなど事業用自動車で車両総重量7トン以上、または最大積載量4トン以上の車両

②大都市部の法人タクシーやハイヤー(個人は対象外)

③100km以上の路線を運航する貸切バス

④路線バス

緑ナンバーの車両はタコグラフの装着義務があるといえます。事業用車両の場合、

使用していない予備の車両などを含む、すべての車両に装着が義務付けられています。

白ナンバーであっても、車両総重量8トン以上、または最大積載量5トン以上の車両

であれば装着義務があります。

運行記録計(タコグラフ)の装着義務付け対象拡大について

平成26年12月1日に「貨物自動車運送事業輸送安全規則(国土交通省令)」が改正・公布

され、従来から運行記録計(タコグラフ)の装着が義務付けられていた車両総重量8トン以上

または最大積載量5トン以上の事業用トラックに加え、車両総重量7トン以上または最大積載量

4トン以上の事業用トラックについても、運行記録計(タコグラフ)の装着が義務付けされました。

対象となる現在使用中の車両にも、平成29年3月31日までに運行記録計(アナログ式運行

記録計またはデジタル式運行記録計)を装着する必要があります。